ひとり言

玄米を、「真空パック」にして欲しいとのご依頼

一言で言うと

当店では、真空パックはしておりません

と、なります

何故なのかと言いますと、玄米は生きていて呼吸してます

真空パックだと、当然、呼吸が出来ませんので、古米化が止まる？

死んでしまう訳ではありませんので、芽は出ます

それじゃ、良いじゃないと、思うかもしれませんが

そんな簡単な、問題ではありません

呼吸が止まって、高温状態になると、玄米は発酵し始めます

発酵して、酸っぱい匂いがし始め、その匂いを玄米自体が吸い込んで

炊飯しても、匂いは取れません

酸っぱい匂いのする、ご飯を想像して下さい

何度も、同じようなことを経験してきました

真空パック状態でも、低温保管しなければ、何の意味もないと思います

それなら、低温保管出来れば、真空パックの意味も無くなります

と言うことで、当店では、夏場の玄米の真空パックは、お勧めしておりません

玄米の保管は、15度以下が理想です

秋に収穫された玄米は、秋からずっと低温保管され

最終目的地のお客様の所へ行くと

普通は、常温保管になります

冬から春にかけては、気温も低い為、なんら問題ありません

夏気温、33度とか、それ以上ですが

締め切って、エアコンの掛かってない所を想像して下さい

40度？、それ以上の温度になりますよね

そんな温度で、大丈夫な食べ物なんてありますか？

玄米だって食べ物です、他の食品と同じような扱いをお願いします

買ってきた食材、直ぐに何処へ入れますか？

最終目的地で、お米をダメにしてしまうのは、いったい誰なのでしょうか？

10ヶ月の苦労を、水の泡にしていまうのは、誰？・・・

米流通業者、すべては、同じ思いだと思います